ファクタリングとは、請求書(売掛債権)を買い取り、早期現金化するサービスです。
「売掛金はあるけど、手元に現金がない」といった資金繰りの悩みを抱える経営者にとって嬉しいサービスです。
また、融資ではないため、信用情報による影響がありません。
例えば、既に銀行等から多額の融資を受けている場合や、過去に金融自己を起こしている場合でも利用することができます。
融資と比べて審査が早く、まとまった現金がすぐに必要な場合に非常に便利です。
この記事では、「入金スピードが早いファクタリングサービスの選び方」「時間が掛かってしまう原因」について解説し、数あるファクタリングサービスの中でも「即日入金対応しているファクタリングサービス」を過去にファクタリングの利用経験のある個人事業主の私が紹介していきます。
入金スピードが早いファクタリングサービスの選び方
ファクタリングを行っている企業は非常に多く、申し込みから入金までに掛かる時間もそれぞれ異なります。
入金までの対応スピードが早いサービスは、以下のような特徴があります。
- 【ポイント①】来店不要・オンライン完結型
- 【ポイント②】二社間取引
- 【ポイント③】必要書類が少ない
- 【ポイント④】サポート窓口が柔軟である
それぞれの特徴について解説していきます。
【ポイント①】来店不要・オンライン完結型
ファクタリングサービスの中には、対面での面談が必要なサービスも存在します。
こうしたサービスでは、当然ながら店舗に足を運ぶ必要があるため、時間も手間も掛かります。
申し込みから入金まで、WEBまたは電話でのやり取りのみで完了するオンライン完結型のファクタリングサービスの方が対応が早いだけでなく、運営コストが安いため、買取手数料率が安い傾向にあります。
【ポイント②】二社間取引
ファクタリングを行う場合、「三社間取引」「二社間取引」のいずれかで行います。
「三社間取引」の場合、申込者と取引先、ファクタリング会社の三社間で契約を交わします。

三社間で売掛譲渡の契約を行うため、手続きに時間が掛かるだけでなく、取引先にファクタリングの利用が通知されます。
一方、「二社間取引」の場合、申込者とファクタリング会社の二社間で契約を交わすため、契約をスムーズに進めることができるだけでなく、取引先にファクタリングの利用を知られることはありません。

上述の理由から入金を急ぐ場合は、「二社間取引」に対応しているファクタリング会社を利用がおすすめです。
【ポイント③】必要書類が少ない
申し込み時に求められる書類によっては、用意するまで時間が掛かってしまいます。
また、サービスによっては、債権者とのエビデンスチェックとして、取引先とのやり取りを求められる場合もあります。
私が過去に利用したファクタリングサービス「【FREENANCE】」では、身分証や請求書の他に、請求書の送付と受諾が確認できるメール・チャットアプリ等でのやり取りを提出するよう求められました。

そのため、必要書類が明確に決まっており、その種類が少ないサービスを選ぶことで、入金までスムーズに進めることができます。
【ポイント④】サポート窓口が柔軟である
「【FREENANCE】」など一部のファクタリングサービスでは、独自のAI等を利用したシステムによって審査を行うことで、運営コストを抑えております。
そのため、買取手数料が安い傾向にあります。
しかし、システムで機械的に審査を行っているため、「すぐに現金が必要」など特別な事情を汲み取ることができません。
また、書類不備や追加書類の提出依頼といった個別のやり取りは基本的にメールで行う必要があります。当然ながら返信に時間が掛かるほど、審査手続きに時間が掛かってしまいます。
電話サポートに対応しているファクタリングサービスであれば、手続き上の不備やわからないことがあっても柔軟に対応してもらえます。
ファクタリングの審査・入金に時間が掛かる原因
最短即日入金に対応しているファクタリングサービスであっても、審査に時間が掛かってしまうと翌日以降の入金になってしまいます。
審査・入金に時間が掛かる原因は、
- 申し込み情報・書類の不備
- 申し込み時間帯が遅い
上記のようなものが挙げられます。
ファクタリングサービスにとって、買い取った請求書(売掛債権)の回収が出来ない状況は避けたいため、会社そのものや取引の実態、過去の取引において入金期日を守っているか等、非常に重視します。
そのため、申し込み情報や書類の不備があると、審査が止まってしまいます。
スムーズに審査を進めるためにも、必要な書類を事前に確認しておき、不備がないようにしましょう。
また、即日入金対応のファクタリング会社であっても、午前中に申し込みを行うことが条件など、申し込みをする時間帯が遅い場合は、翌営業日以降の入金になる場合もあります。
即日入金対応のファクタリングサービス2選
具体的に、即日入金対応しているファクタリングサービスは以下の2社が挙げられます。
ただし、申し込み当日に入金まで完了する場合、申し込みや審査完了までに以下のタイムスケジュールで進める必要があります。
- アクセルファクター
:午前11時までに申込み⇒午後13時までに書類提出
- 【FREENANCE】
:申し込み・書類提出・審査通過まで午前中に完了
「【FREENANCE】」の場合、午前中に手続き全てを済ませる必要があるわけですが、申し込み後に書類の追加提出を求められることが多いです。
とくに、「初めて【FREENANCE】を利用する場合」や「初めて買取を依頼する企業への請求書」の場合は、エビデンスチェックが非常に厳しいです。
また、やり取りは全てメールで行う必要があるため、書類不備・追加書類の提出等のメールに気付かずに、午後になってしまうとその時点で翌営業日以降の入金対応となってしまいます。
そのため、申し込みから入金まで即日というのは現実的に難しく、早くて翌営業日に入金といった場合がほとんどです。

一方、「アクセルファクター」は、申し込み期限が午前11時までですが、書類提出は午後13時までと多少時間に余裕があります。
また、やり取りは電話・メールの両方で対応しているため、急ぎの場合やわからないことがある場合でも迅速に対応してもらえます。
上述から少しでも早く入金してほしい場合は、「アクセルファクター」の利用がおすすめです。
即日対応のファクタリング「アクセルファクター」の申し込みから入金までの流れ
「アクセルファクター」の申し込みから入金までの流れは以下の通り。
- 【STEP1】公式サイト
から申し込み
- 【STEP2】電話面談(省略可)
- 【STEP3】審査に必要な書類の提出(3点)
- 【STEP4】契約・入金
即日入金の場合は、
11時までにサイト上からお問合せ⇒12時までに電話面談(省略可)⇒13時までに必要書類3点提出
上述のタイムスケジュールで進めていく必要があります。
申し込みから入金まで最短3時間ほどで完了します。
各期限が過ぎてしまった場合は、翌営業日入金となりますが、柔軟な対応をウリにしているため、電話面談の際に相談してみると良いでしょう。
ちなみに買取手数料は請求書の額面により、
- 100万円以下:8~15%
- 100~500万円:5~13%
- 500万円以上:2~8%
上述の料率となります。
また、初回利用時に限り、上述の買取手数料から最大5%OFFの割引を受けることが可能です。
それぞれの流れや必要書類の詳細について解説していきます。
【STEP1】公式サイトから申し込み
アクセルファクター公式サイト上にあるお問合せフォームから申し込みをします。
申し込みに必要な情報は、
- 希望調達額(買取額)
- 法人名(個人事業主の場合は屋号名※屋号がない場合は代表者名)
- 名前
- 電話番号
- メールアドレス
上記、5点。
即日入金希望の場合は、申し込み時に「希望連絡時間の選択」と「メッセージ欄に即日入金希望の旨を記載」しておくと良いでしょう。

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【STEP2】電話面談(省略可)
電話面談を行わずに、メール上で手続きを進めていくことも可能です。
ただし、急ぎの場合や特別な事情がある場合に相談しておきたいことがある場合は、電話面談を行うことをおすすめします。
【STEP3】審査に必要な書類の提出
審査手続きを進めていく上で必要な書類は以下の3点。
- 申込書
- 請求書または、見積書
- 通帳
申込書は、お問合せフォームから申し込み後に、メールで送付されます。
通帳は、「名義や口座番号が確認できるように写真」、「過去取引が確認出来る記載面(ネットバンクの場合は取引履歴)の写真」が必要です。
請求先の企業との取引期間が長ければ長いほど、審査に通りやすいだけでなく、買取手数料率が安くなったり、入金予定日が半年後など長期保有の売掛金でも対応してもらえる場合が多いです。
書類提出後、最短1時間で審査が完了します。
【STEP4】契約・入金
審査通過後は、契約手続きを行います。
契約の際には、代表者の本人確認やなりすまし契約防止のため、以下の書類が必要です。
- 代表者の印鑑証明
- 代表者の住民票
- 法人の印鑑証明(※法人のみ)
- 登記簿謄本(※法人のみ)
契約締結後、買取手数料を差し引いた金額が指定口座に振込入金されます。
審査が不安な場合は、複数のサービスに同時申込み・相見積もりを取ろう
入金対応が早いファクタリングサービスであっても、審査が通らず、買取を断られてしまう場合もあります。
審査が通らない原因は、
- 買取対象外の請求書
- 取引期間が短い企業への請求書
- 取引先の信用状態に問題がある
等が挙げられます。
審査基準はファクタリングサービスによって異なるため、「【FREENANCE】」では審査に通らなかったけど、「アクセルファクター
」では審査に通ったということも少なくありません。
もう少し具体例を挙げると、
- 【FREENANCE】
では、入金予定日が105日以上先の請求書は買取不可
- アクセルファクター
では、取引実績を重視しているため、明確な入金予定日による買取基準は設けていない
といった形で違いがあります。
こうした違いから審査に不安がある方は、複数のファクタリングサービスに同時申込みをすると良いでしょう。
【まとめ】審査・入金までスムーズに進めるポイント
- 来店不要・オンライン完結型かつ、二社間取引対応のサービスを利用する
- 電話面談・サポートに対応しているサービスを利用する
- 追加で書類・情報の提出を求められた場合にはできるだけ早く返信する
以上、即日入金対応のファクタリングサービスについて解説してみました。
資金繰り改善の手段の一つとして、現金化までのスピードが早いファクタリングですが、融資の利息に比べると割高であるため、注意が必要です。
継続的に利用するものではないため、銀行等への融資を申し込みつつ、繋ぎの資金確保としてファクタリングを利用する等、計画的に利用をするようにしましょう。
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