決済サービス『Square(スクエア)』では、店舗やタクシー等での対面決済からオンライン決済まで、幅広いシーンに対応する決済機能を提供しております。
また、対面決済においては、カード決済や電子マネー決済、QRコード決済など全19種もの決済ブランドに対応しております。
これらの決済機能を『Square(スクエア)』では3.25~3.75%の決済手数料で利用することができます。
適用される決済手数料は決済ブランドと決済機能ごとに定められております。
この記事では、『Square(スクエア)』の決済手数料をテーマに決済機能別に掛かる手数料を徹底解説していきます。
Square(スクエア)の決済手数料 【機能別】早見一覧表
『Square(スクエア)』の決済機能・決済ブランド別の決済手数料を以下の表にまとめました。
決済機能 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() |
---|---|---|---|
決済端末による決済 | 3.25% | 3.25% | 3.75% |
カード情報手入力による決済 | 3.75% | 不可 | 不可 |
決済機能 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() ![]() |
---|---|---|
Square請求書 | 3.25% | 不可 |
定期請求書 (自動継続課金) | 3.75% | 不可 |
決済機能 | ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() ![]() |
---|---|---|
オンラインビジネス | 3.60% | 不可 |
オンラインチェックアウト | 3.60% | 不可 |
サブスクリプション | 3.60% | 不可 |
eコマースAPI | 3.60% | 不可 |
ブラウザ決済 | 3.75% | 不可 |
決済機能 | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() | ![]() ![]() ![]() ![]() |
---|---|---|---|
オンライン販売・チャージ | 3.25% | 不可 | 不可 |
店舗販売・チャージ (決済端末を使用) | 3.25% | 3.25% | 3.25% |
店舗販売・チャージ (カード情報手入力) | 3.75% | 3.75% | 不可 |
つづいて、各決済機能がどういったものなのかも併せて、詳しく解説していきます。
対面決済の決済手数料
お店や訪問販売など対面決済時の決済手数料は、決済ブランドと決済端末の有無によって決まります。
ここでは、
- 決済端末による決済時
- カード情報の手入力による決済時
それぞれの決済処理の違いと共に決済手数料を解説していきます。
決済端末による決済時
決済端末による決済とは、言葉の通り、クレジットカードやICカード、スマホ等を決済端末で読み取り決済する方法です。

『Square(スクエア)』の決済端末で決済した際の決済手数料は以下の通りです。
決済ブランド | 決済手数料 |
---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 3.25% |
![]() | 3.75% |
現在、『Square(スクエア)』では3種類の決済端末を提供しておりますが、どの決済端末を使った場合でも上記の決済手数料が適用されます。
Square(スクエア)の決済端末については、以下の記事をご覧ください。

カード情報の手入力による決済時
『Square(スクエア)』は、決済アプリ上からカード情報を手入力することで、決済端末無しでもカード決済が可能です。


ただし、決済端末を用いた場合に比べて、不正利用のリスクが高いことから決済手数料が0.5%高くなります。
決済ブランド | 決済手数料 |
---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 3.75% |
![]() ![]() ![]() ![]() | 不可 |
また、決済端末がない場合、ICチップの読み取りができないため、電子マネー決済は行うことができません。
上述のようなデメリットだけでなく、店頭でのクレジットカード決済でカード情報を手入力して決済するというのは一般的ではないので、不安に思うお客様も少なくないと思います。
そのため、対面決済時には決済端末を利用することをおすすめします。
カード情報の手入力は決済端末を注文してから手元に届くまでの期間や、決済端末が故障してしまった場合のみ利用するなど、用途を絞った方が無難でしょう。
スクエア請求書の決済手数料
『Square(スクエア)』では、カード決済に対応した請求書の作成・発行が可能です。
発行した請求書はメールやSMSでお客様に送信されます。お客様がメールに記載の決済ページからカード情報を入力することでカード決済が完了します。

請求書決済の決済手数料は、決済ブランド毎に3.25%が適用されます。また、カード自動引き落としに対応した定期請求書は決済手数料が3.75%です。
PayPay決済や電子マネー決済は利用できません。
請求書決済による決済時
『Square(スクエア)』の請求書決済の基本的な決済手数料は以下の通りです。
決済ブランド | 決済手数料 |
---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 3.25% |
![]() ![]() ![]() ![]() | 不可 |
決済端末を用いた対面決済と同等の決済手数料です。
定期請求書(自動継続課金機能)
定期請求書は、一定期間に一定額の支払いを行う場合に便利な自動継続課金機能です。
事前にカード情報を登録しておくことで、自動引き落としされるため、ジムやレンタルオフィスなど月額制のサービスに便利な機能です。
定期請求書(自動継続課金機能)の決済手数料は以下の通り。
決済ブランド | 決済手数料 |
---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 3.75% |
![]() ![]() ![]() ![]() | 不可 |
通常の請求書決済に比べて、JCBを除く決済ブランドの手数料が0.5%高い料率設定となっております。
オンライン決済の決済手数料
『Square(スクエア)』では実店舗のみならず、オンライン決済に関する機能も数多く提供しております。
- スクエアオンラインビジネス(ネットショップ)
- スクエアオンラインチェックアウト(リンク決済)
- サブスクリプション
- eコマースAPI
- ブラウザ決済
オンライン決済のほとんど機能は、JCBのみ3.95%、他の決済ブランドは3.60%で利用可能です。
PayPay決済や電子マネー決済は利用できません。
スクエアオンラインビジネス(ネットショップ)による決済時
ネットショップ作成サービス「スクエアオンラインビジネス」の決済手数料は以下の通り。
決済ブランド | 決済手数料 |
---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 3.60% |
![]() ![]() ![]() ![]() | 不可 |
「スクエアオンラインビジネス」は、月額利用料や販売手数料などはかからず、決済手数料のみで利用可能です。
一部、機能を拡張した有料プランの提供はありますが、ネットショップ開業に必要な基本機能は無料プランで充分です。
また、実店舗を持つ事業者の場合、SquareのPOSレジ機能を使っていれば、実店舗とオンライン上の売上や在庫情報を共有することができます。
スクエアオンラインチェックアウト(リンク決済)による決済時
「スクエアオンラインチェックアウト」は、決済用URLを作成できるリンク決済サービスです。
作成した決済用URLをメールやSMS、SNSのダイレクトメッセージ等からお客様に送信するだけで、オンライン決済が可能です。
わざわざネットショップを作る必要がなく、だれでも簡単にオンライン決済を導入することができます。
「スクエアオンラインチェックアウト」の決済手数料は以下の通り。
決済ブランド | 決済手数料 |
---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 3.60% |
![]() ![]() ![]() ![]() | 不可 |
サブスクリプションによる決済時
サブスクリプションは、定額料金の支払いに対応できるオンライン決済機能です。
定期請求書と似たようなサービスですが、定期請求書は特定の取引先に向けたサービスである一方、サブスクリプションは不特定多数に向けた機能です。
また、決済手数料率にも違いがあり、サブスクリプションの方が料率が低いです。
決済ブランド | 決済手数料 |
---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 3.60% |
![]() ![]() ![]() ![]() | 不可 |
eコマースAPIによる決済時
『Square(スクエア)』のECシステムに関するデータを外部システムで利用し、決済を行う場合にかかる決済手数料は以下の通り。
決済ブランド | 決済手数料 |
---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 3.60% |
![]() ![]() ![]() ![]() | 不可 |
eコマースAPIは、開発者向けのサービスなので、「スクエアオンラインビジネス」や「スクエアオンラインチェックアウト
」を利用する場合は関係ありません。
ブラウザ決済による決済時
対面決済におけるカード情報手入力による決済をパソコンでも行える機能です。
決済手数料は以下の通りです。
決済ブランド | 決済手数料 |
---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 3.75% |
![]() ![]() ![]() ![]() | 不可 |
『Square(スクエア)』の公式サイト上では電話販売などでの利用を推奨しておりますが、カード情報を入力するのはお客様ではなく、お店側です。
電話口でカード番号からセキュリティコードまで教えてもらうのは、現実的ではありません。
前述した「スクエアオンラインチェックアウト」であれば、メールやSMSで決済用のリンクを送信し、お客様自身でカード情報を入力してもらえます。
ブラウザ決済は機能としてあるだけで、実用性はあまりないでしょう。
スクエアギフトカードの決済手数料
『Square(スクエア)』では、オリジナルのギフトカード販売ができる「スクエアギフトカード
」というサービスを提供しております。
要するに、Amazonギフトカードのお店オリジナルバージョンが作成できるサービスです。

「スクエアギフトカード」を使う時には決済手数料はかかりませんが、ギフトカードの発行や残高チャージを行う際、クレジットカードを利用する場合は決済手数料が発生します。
決済手数料は販売方法によって異なります。
オンライン販売・チャージ
「スクエアギフトカード」をオンライン上で販売・チャージする際にかかる決済手数料は以下の通り。
決済ブランド | 決済手数料 |
---|---|
![]() ![]() ![]() | 3.25% |
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 不可 |
「スクエアギフトカード」をオンライン販売・チャージする場合は、利用可能な決済ブランドがVISA、Mastercard、AMEXのみと限定的です。
店舗販売・チャージ(決済端末利用時)
「スクエアギフトカード」を店頭で販売・チャージする場合は、決済端末の有無によって決済手数料が変わります。
また、オンライン販売では利用できない決済ブランドでも販売・チャージが可能になります。
決済端末を使用して「スクエアギフトカード」の販売・チャージをする場合の決済手数料は以下の通り。
決済ブランド | 決済手数料 |
---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 3.25% |
店舗販売・チャージ(カード情報手入力)
「スクエアギフトカード」をカード情報を手入力して、店頭販売する場合の決済手数料は、決済端末を使用する場合に比べて料率が上がります。
決済ブランド | 決済手数料 |
---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 3.75% |
![]() ![]() ![]() ![]() | 不可 |
2023年4月28日からJCBとQUICpayの決済手数料が引き下げに!
2023年4月28日からJCBとQUICpayの決済手数料が引き下げられました。
元々、Square(スクエア)ではJCBの対面決済時、オンライン決済時ともに3.95%、QUICPayは3.75%という決済手数料でした。
当記事では改定後の手数料を一覧で紹介しております。

Square(スクエア)は決済手数料以外の手数料負担はある?
対面決済からオンライン決済まで、様々な決済機能を提供する『Square(スクエア)』ですが、決済手数料のみで利用可能です。
以下のような料金は一切掛かりません。
- 月額利用料: 無料
- 振込手数料: 無料
- POSレジアプリのインストール: 無料
- 払い戻し手数料: 無料
- チャージバック手数料: 無料
- アカウントの無効化: 無料
最低決済額や契約期間の縛りは一切なく、決済をしない限り料金は発生しません。
『Square(スクエア)』に興味がある方や導入を検討している方は、Squareアカウントを作成して、各機能を試してみると良いでしょう。