「クレジットカードをお店に導入したいけど、決済手数料(加盟店手数料)が安いサービスはどこ?」
そんなお持ちの事業者の方に向けて
- 「各サービスのカード手数料比較(ブランド別)」
- 「決済手数料に関するお得なキャンペーンを実施しているサービス」
- 「クレジットカードシェア率から最も手数料が安いサービス」
上記、3点から最もお得な決済サービスを解説していきます。
Contents
クレジットカードの決済手数料が安いのは「モバイル決済端末」
従来の「CAT端末(据置型端末)」は、電話回線を通じて情報照会を行う必要があり、導入に費用や時間がかかります。対して、モバイル決済端末は、インターネットに繋がる環境であれば、どこでも利用することができます。
また、お店にインターネット環境がなくても、キャリア通信できる「モバイル端末(スマホ・タブレット)」があれば利用することができます。

モバイル決済は、導入の手軽さに加え、各ブランドの決済を3%台の手数料で利用することができる決済代行サービスです。
クレジットカード会社と直接加盟契約を行うことで、モバイル決済サービスより低料率で利用できる場合もありますが、審査の厳しさやブランドごとに契約を行うため、非常に手間が掛かります。
よほど規模感の大きい会社でない限りは決済代行サービスを利用することが一般的です。
上記の理由からこの記事では、モバイル決済にスポットを当て、手数料率が安いサービス、キャンペーンについて解説していきます。
モバイル決済サービスの決済手数料相場
モバイル決済サービスの通常時の決済手数料は、決済ブランドにより3.24%~3.95%。
決済ブランドの料率相場としては、
- VISA/Mastercard®⇒3.24%~3.30%
- AMEX⇒3.24~3.74%
- JCB⇒3.74~3.95%
- Diners Club/Discover/銀聯⇒3.25%~3.74%
「Diners Club/Discover/銀聯」は国内ではあまり利用されません。
そのため、「VISA」「Mastercard®」「AMEX」「JCB」の4ブランドの料率が低い=決済手数料が安いサービスとなります。
決済ブランドごとに各決済サービスの決済手数料を比較してみていきましょう。
VISA/Mastercard®のモバイル決済各社の決済手数料比較
VISA/Mastercard®の決済手数料は「Square(スクエア)」を除く、サービスは3.24%と横並びです。
サービス |
![]() ![]() VISA/Mastercard®の決済手数料(加盟店手数料)
|
---|---|
Airペイ(エアペイ) | 3.24% |
STORES 決済(旧:Coiney) | 3.24% |
Times Pay(タイムズペイ) | 3.24% |
おてがるPay | 3.24% |
Square(スクエア) | 3.25% |
楽天Pay | 3.24% |
JCBのモバイル決済各社の決済手数料比較
JCBの決済手数料は、3.74%料率が多く、Square(スクエア)のみ3.95%と若干高いです。
サービス |
![]() JCBの決済手数料(加盟店手数料)
|
---|---|
Airペイ(エアペイ) | 3.74% |
STORES 決済(旧:Coiney) | 3.74% |
Times Pay(タイムズペイ) | 3.74% |
おてがるPay | 3.74% |
Square(スクエア) | 3.95% |
楽天Pay | 3.74% |
モバイル決済サービスが登場する前は、CAT端末といった据置型の決済システムを利用する必要がありました。
この頃は、JCBの決済手数料として4~5%程度取られていたので、大分料率が下がった印象ですね。
AMEXのモバイル決済各社の決済手数料比較
AMEXの決済手数料は、サービスにより3.24%~3.74%。
サービス |
![]() AMEXの決済手数料(加盟店手数料)
|
---|---|
Airペイ(エアペイ) | 3.24% |
STORES 決済(旧:Coiney) | 3.24% |
Times Pay(タイムズペイ) | 3.74% |
おてがるPay | 3.74% |
Square(スクエア) | 3.25% |
楽天Pay | 3.24% |
AMEXは全体のシェアでは2%程度ですが、プラチナカードといったグレードの高いカードのみに絞った場合のシェアでは15%とステータスの高い人に良く使われます。
一度の決済が高額になるほど、利用者が増えるため、お店の業種・業態によっては決済割合が多くなる場合もあります。
Diners Club/Discover/銀聯のモバイル決済各社の決済手数料比較
Square(スクエア)を除くサービスは3.74%と横並びです。
銀聯カードはAirペイ(エアペイ)・おてがるPayのみ対応しております。
サービス |
![]() ![]() ![]() Diners Club/Discover/銀聯の決済手数料(加盟店手数料)
|
---|---|
Airペイ(エアペイ) | 3.74% |
STORES 決済(旧:Coiney) | 3.74% ※銀聯は非対応 |
Times Pay(タイムズペイ) | 3.74% ※銀聯は非対応 |
おてがるPay | 3.74% |
Square(スクエア) | 3.25% |
楽天Pay | 3.74% ※銀聯は非対応 |
Square(スクエア)が3.25%と最も安いですが、いずれも国内でのシェアが少ないため、使われる機会が少ないブランドです。
クレジットブランドシェアから最もお得な決済サービスを考察
少し前の調査ですが、2017年に行われたクレジットカード利用実態調査における国際ブランドシェア率は以下の通りです。
※「Discover」は日本国内では発行できないため調査外
グレードによってシェア率が異なりますが、全体での平均(TOTAL)を基に、100万円分のクレジット決済を行った際の各サービスの決済手数料は以下の通り。
サービス | 100万円決済時の手数料 |
---|---|
Airペイ(エアペイ) | 33950円 |
STORES 決済(旧:Coiney) | 33950円 |
Times Pay(タイムズペイ) | 34050円 |
おてがるPay | 34050円 |
Square(スクエア) | 34600円 |
楽天Pay | 33950円 |
最も手数料が安いサービスは、
- Airペイ(エアペイ)
≫カード・電マネ・QR・ポイントも使えるお店の決済サービス - STORES 決済(旧:Coiney)
≫お店のキャッシュレスをかんたんに |STORES 決済 (旧:Coiney) - 楽天Pay
≫ スマホではじめるキャッシュレス決済 加盟店募集中!
上記、3つのサービスに絞られます。
中でもおすすめは「Airペイ(エアペイ)」。
カード決済・電子マネー決済・QRコード決済」全てに対応しており、全31種と業界最多の決済手段を一括で導入できます。
また、現在実施中の「キャッシュレス導入0円キャンペーン」を利用すれば、導入に必要な「iPad」と「カードリーダー」の2点が無料提供されるため、決済手数料以外のコストが一切かかりません。
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ただし、
という場合には、唯一対面サポートを行っている「おてがるPay」がおすすめです。
Airペイ(エアペイ)に比べると知名度はありませんが、JCBをはじめとした大手カード会社3社が出資する「決済代行会社JMS」が提供するサービスです。
サポート力の高さから他社サービスから乗り換えるお店も増えているサービスです。
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過去にカード決済手数料がお得になるキャンペーンを実施していたサービスも!
2020年5月現在、カード手数料に関するキャンペーンを実施しているサービスはありません。
過去に実施していたカード手数料に関するキャンペーンでは、STORES 決済(旧:Coiney)の「のっとくキャンペーン」が挙げられます。
「のっとくキャンペーン」は、2020年4月末までの新規申し込みを行った場合、2020年7月1日~12月31日までの期間、決済手数料が実質2.16%で利用できるというもの。
キャッシュレス化は国が推進しているため、今後、導入促進として「カード手数料」に関するキャンペーンを実施するサービスが出てくる可能性もあります。
モバイル決済端末が導入費用が安いため、キャンペーンに併せて、端末の乗り換えや併用を行うことも可能です。
当サイトでは、決済サービス各社の導入キャンペーンを以下の記事で随時更新しております。
現在、キャッシュレス決済サービス・決済代行サービス各社では、お得なキャンペーンを実施しているものも少なくありません。 「導入に必要な周辺機器の無料提供」や「期間限定で決済手数料が無料になる」など、サービスによって様々です。 この[…]
「クレジットカード決済以外の決済手数料が安い」お得なモバイル決済サービス
クレジットカード決済以外の決済手数料に関するキャンペーンを行っているサービスは以下の4社。
- PayPay…PayPay(ペイペイ)の決済手数料が無料
- auPAY…auPAYの決済手数料が無料
- d払い…d払い・メルペイの決済手数料が無料
- LINEPay(ラインペイ)…LINEPay(ラインペイ)・WeChatPay・NAVERPayの決済手数料が無料
とくにPayPayは、QRコード決済の中でシェアが最も高く、他社サービスと比べても群を抜いております。
上述からQRコード決済を導入していない場合は、とりあえずPayPayだけでも導入しておくべきでしょう。
【まとめ】0.1%でも決済手数料が安いサービスを選ぶべき
当たり前の話ですが、決済手数料は決済額が多ければ多いほど、お店側の負担額が増えるため、少しでも料率の低いものを選ぶと良いでしょう。
QRコード決済は、クレジット決済のように直接契約のハードルが高いわけではないので、各社の公式サイトから申し込みを行うと良いでしょう。