決済サービス『Square(スクエア)』はクレジットカードの自動引き落としに対応可能な継続課金機能を提供しております。
月謝払いや定額制のサービスなど、継続的役務を提供する事業者にとても便利な機能です。
『Square(スクエア)』の継続課金機能は「定期請求書」と「サブスクリプション」、異なる2つの機能から利用することができます。
どちらの機能から利用する場合もお客様のカード情報を保存し、予め設定した頻度に一定金額を自動的に決済できるわけですが、用途が少し異なります。
この記事では「Square(スクエア)の継続課金機能」をテーマに機能別の違い・用途、使い方まで徹底解説していきます。
Square(スクエア)の自動継続課金ができる二つの機能
冒頭で少し触れましたが、『Square(スクエア)』の自動継続課金は「定期請求書」と「サブスクリプション」という二つの機能を用途に合わせて使い分ける必要があります。

- 「定期請求書」…特定の相手との取引
- 「サブスクリプション」…不特定多数との取引
上述のように誰と取引するのかによって使い分けます。
各機能の特徴とデメリットを詳しくみていきましょう。
定期請求書の特徴とデメリット

特徴 | デメリット |
---|---|
特定の取引相手向き 取引ごと(請求書ごと)に金額を設定できる 途中で金額、支払日を変更 | 決済手数料が少し高い(3.75%) 作成する手間が掛かる 相手のメールアドレスか電話番号が必須 |
「定期請求書」は特定のお客様との取引向きの機能です。
請求書単位で商品や単価の設定ができるため、取引ごとに金額が変わる場合に利用します。また、途中で金額や支払日(カード引き落とし日)の変更が可能です。
顧客のニーズ等によってサービス内容や料金が変わるため、個別見積もりが必要な場合は「定期請求書」を利用すると良いでしょう。
例えば、事業者間取引(BtoB)では広告代理店やコンサルティングサービス、ウェブ開発会社、対個人取引(BtoC)では個別指導塾やパーソナルトレーナーなどが挙げられます。

ただし、パーソナルトレーナー等は顧客のニーズによって価格は変わるものの、「60分×月4回コース」のようにある程度、プランやコースが決まっている場合はサブスクリプション機能の方が使い勝手が良いでしょう。
「定期請求書」デメリットは後述するサブスクリプション機能に比べて、決済手数料が0.15%高い(サブスク機能は3.60%/定期請求書機能は3.75%)です。これは加盟店側で金額や支払日の変更が可能なため、不正利用のリスクが高いためです。

また、取引ごとに請求書を作成する必要があるので手間が掛かるだけでなく、取引相手のメールアドレスか電話番号が必要です。
こうした点からおもに事業者間取引(BtoB)での利用がメインになるでしょう。
サブスクリプションの特徴とデメリット

特徴 | デメリット |
---|---|
不特定多数との取引に対応 プラン毎に管理できるため、定額サービスに最適 相手の連絡先がわからない場合でも利用できる | 途中で金額や支払日の変更ができない |
「サブスクリプション」は「Aプラン」「Bプラン」「Cプラン」というように予めプランを作成し、プラン毎に管理を行います。
特定の相手に向けて発行する定期請求書とは異なり、取引相手が決まっていなくても利用できます。
例えば、スポーツジムや習い事、コワーキングスペース、レンタルオフィス、オンラインサロン等の月額制のサービスかつ料金プランが一定のものであれば、オンライン上でも対面でも利用できます。

お客様ごとにてメールやSMSで電子請求書を個別送信する必要がある「定期請求書」と異なり、「サブスクリプション」はプラン毎に決済リンクを作成しておけば使いまわしができます。
そのため、ホームページやSNSなどWEB上に決済リンクを設置し、オンライン入会を受け付けたり、QRコードとして印字し、お客様のスマホで読み取ってもらい、入会手続きを行うといった使い方ができます。

デメリットは、一度作成したプランの金額や支払日(カード引き落とし日)を後から変更できないことです。
例えば「Aコース(月額3000円)」を1000円値上げする場合、新たに「Aコース(月額4000円)」というプランを作成し、一度サブスクを解除し、お客様に再登録してもらう必要があります。

幅広く定額サービスを提供する場合にはサブスクリプションの利用がおすすめです。
Square(スクエア)の自動継続課金機能の料金・決済手数料

自動継続課金機能は決済手数料のみで利用可能です。月額費用やチャージバック手数料、売上金の振込手数料などは一切かかりません。
また、カード情報の登録はWEB上で行うのでカードリーダー等の決済端末が不要です。つまり、初期費用は無料です。

決済手数料は「定期請求書」と「サブスクリプション」で少し料率が異なります。
決済ブランド | サブスクリプションの決済手数料 | 定期請求書の決済手数料 |
---|---|---|
![]() ![]() ![]() ![]() ![]() ![]() | 3.60% | 3.75% |
上述の通り、定期請求書の方が0.15%料率が高いです。これは定期請求書の場合、お店側で決済金額や決済日を変更できることから、不正利用のリスクが高まるためです
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JCBの決済手数料が2023年4月28日に引き下げられたことで全ブランド一律の決済手数料になりました。

Square(スクエア)の自動継続課金機能の始め方

- Squareアカウントの作成手続き
- 加盟店審査
- 自動継続課金の設定
『Square(スクエア)』の各機能を使うにはSquareアカウントが必要です。
アカウント作成は申込フォームに必要事項を入力するだけ、営業許可書や身分証など書類提出は不要です。
審査は最短15分ほどで完了し、審査後からVISA、mastercard決済が可能です。
※審査の流れは以下の記事をご覧ください。

その後、自動継続課金の設定をするだけなので、最短即日から利用可能です。
『Square(スクエア)』の審査は無料なので、先にアカウントを作成しておくとスムーズです。ちなみに審査に通過してもカード決済を行わない限り、料金は発生しないのでご安心ください。
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「定期請求書」から自動継続課金を設定する方法

「定期請求書」から自動継続課金の設定手順は、
- 定期請求書の作成
- お客さまにカード情報を登録してもらう
上記の通り。
それでは具体的な設定手順を解説していきます。
定期請求書の作成
設定項目は以下の6項目です。
- お客さま情報
- 請求書の詳細
- 定期送信のスケジュール
- 単位品目
- 支払いオプション
- コミュニケーション
各項目ごとに設定手順を解説していきます。

「顧客」にお客さま名前を入力すると「◎◎様の新規顧客情報の作成」と表示されるのでクリックします。

顧客情報の入力フォームが開かれたら、項目に従って、姓名、メールアドレスを入力します。この際、入力するのはメールアドレスまたは電話番号のいずれかで問題ありませんが、おすすめはメールアドレスです。詳しくは後述しますが、メールアドレスを登録しておくと、請求書のリマインド機能が利用できるためです。

「その他の情報について」では、お客さまのより細かい情報を入力できますが、何も入力しなくても構いません。

顧客情報の設定が完了すると以下のような表示なります。

ここでは以下の項目を任意で設定できます。
- 請求書の件名…請求内容がわかりにくい場合は設定推奨
- メッセージ…請求書と合わせて伝えておきたい内容があれば任意で入力
- サービス提供日…サービスを実際に提供開始する日。引き落とし開始日は別途設定できるので「なし」のままでもOK
- 頻度…デフォルトの「定期的」のまま
ここでは例として「請求書の件名」と「メッセージ」のみ入力してみます。

ここでは継続課金を行う頻度とカード自動引き落とし設定を行います。
設定を行う項目は、以下の5項目です。
- 開始…引き落とし開始日
- 繰り返す頻度…引き落としを行うタイミング
- 終了…引き落とし終了日
- 請求書の支払期限
- 自動引き落とし
各項目ごとに設定手順を解説していきます。

「開始」の設定
ここでは引き落とし開始日を設定します。デフォルトの「今すぐ送信」のままだと、請求書を送信した日が引き落とし開始日となります。
2回目以降は開始日を起算して引き落としが行われます。
例:11月25日に「今すぐ送信」、頻度は月1回の場合、次回の引き落としは12月25日
ちなみに「開始」の日付を月末最終日に設定すると末日引き落としになります。
以下のように設定すると、11月30日に1回目の引き落とし、2回目は12月31日に引き落としといった形でその月の末日に引き落とされます。

「繰り返す頻度」の設定
ここでは引き落としのタイミングを設定できます。
設定できる頻度は、
入力した数字×(「日ごと」or「週ごと」or「月ごと」or「年ごと」)
といった形です。
月額課金はもちろん、年会費等の支払いなど細かく設定できます

「終了」の設定
ここでは引き落とし終了日の設定ができます。
サービスの提供機関が決まっている場合は設定しておきましょう。
設定は「日付」と「後(指定の回数、請求後)」のいずれかで行います。

「日付」で設定する場合、終了日をカレンダーから選択しましょう。
注意点として毎月の引き落とし日より後に設定するようにしましょう。
例:毎月25日引き落としの場合は25日以降

「後(指定の回数、請求後)」では、規定の回数、請求が行われると終了します。
例えば、
- 開始:2022年11月30日
- 頻度:1か月ごと
- 終了:後
- #回の請求書:3
と設定した場合、
- 1回目:11月30日
- 2回目:12月31日
- 3回目:1月31日
上記のような形で引き落としが行われます。

各設定を行うと、以下にように下部に引き落としのタイミングが表示されるので、こちらで確認しながら設定を行うと良いでしょう。

「請求の支払期限」の設定
ここではカード情報の登録期限を設定できます。
ここで設定した期日を過ぎると催促メールがお客様に自動的に送られます。
※送信するタイミングの設定は後述で解説します。
デフォルトの「受取次第のお支払い」では請求書を送信した日が期限日となります。

期日を設定する場合は以下のようにカレンダーで日付を選択します。

日付を送信すると作成している日起算で「〇日以内」といった形になります。

「自動引き落とし」の設定
ここはデフォルトでチェックが抜けているので、自動引き落としを行う場合は必ずチェックを入れてください。
ここのチェックを入れ忘れると、自動引き落としではなく、毎月お客様が請求書メールから決済手続きが必要になります。

ここでは商品・サービスと数量、単価を入力します。
一度入力した商品・サービスのデータは自動的に保存されるので、次回以降入力の手間が省けます。

ここでは例として、以下で設定します。
- 商品:月額Aコース
- 数量:1
- 単価:3000円

ここは「クレジットカードまたはデビットカード」にチェックをつけるだけです。

ギフトカード機能を使っている場合は支払い方法として選択可能です。
ギフトカードについて詳しく知りたい方は以下の記事をご覧ください。

ここでは請求書の送信方法を設定します。
「SMS(ショートメール)」や「手動」送信ではリマインダー機能が使えないので「メール」送信がおすすめです。
「リマインダー」では支払期日を過ぎたお客様に催促メールの送信スケジュールを設定できます。


お客様にカード情報の登録をしてもらう



2回目以降は登録したカードから自動引き落としで決済処理が行われます。

定期請求書から自動継続課金を設定する手順は以上です。
「サブスクリプション」から自動継続課金を設定する方法

「サブスクリプション」から自動継続課金を設定する手順は、
- プランの設定
- お客様情報の登録
上記の通り。
それでは具体的な設定手順を解説していきます。
プランの設定
「サブスクリプション機能」では価格や引き落としの頻度、期間等を予めプランとして設定しておく必要があります。
プランの設定方法は以下の通り。




各項目ごとに詳しく解説していきます。
「名前」と「価格」の設定(必須)
ここでは、
- 名前=Aコース
- 価格=3000円
とします。

「頻度」の設定(必須)
ここでは引き落としを行う頻度を設定することができます。
設定可能な頻度は以下の通り。
- 週ごと
- 隔週
- 月ごと
- 四半期
- 年に二回
- 年次
例として、月額課金として設定を進めるため、「月ごと」を選択します。

「プラン終了」の設定(任意)
ここで設定した回数、課金が行われるとプランが終了します。
例えば、6か月間の月額コースであれば以下のように設定します。

とくに期間を設けない場合は「なし」のままで問題ありません。

「無料トライアル」の設定(任意)
ここではその名の通り「無料トライアル期間」を設定することができます。
以下のように設定すれば「1か月間の無料トライアル」が適用されます。


「無料トライアル」は一度プランを有効にしてしまうと変更が効かないので、キャンペーン等で利用したい場合はプラン名をわかるように設定おくと後々管理がしやすくなります、
「お会計リンク」の設定(有効推奨)
「お会計リンク」を有効にすることで、どこでも使えるオンライン登録用のリンクを発行することができます。
SNSやホームページ上にリンクを貼り付けたり、メールやSMS、SNS上のダイレクトメッセージ等からリンクを送ることができます。
「お会計リンク」は後からでも有効できます。

「サブスクリプションを一時停止」の設定(任意)
「サブスクリプションを一時停止」を有効にするとお客様が継続課金を一時停止することができます。

以下はお客様用のサブスクリプション管理画面です。
「サブスクリプションを一時停止」を有効にすると「サブスクリプションを一時停止」という項目が追加されます。

「サブスクリプションを一時停止」をクリックすると任意の期間、引き落としを止めることができます。

また、以下のようにお客様側が一時停止できる期間を制限することもできます。
以下の設定では、連続3回の請求サイクルまでお客様側で引き落としを一時停止することができます。

上記の制限をした場合、お客様側で選択できる一時停止期間が以下の通りになります。

お客様側でサブスクリプションの一時停止をさせたくない場合は利用する必要はありません。
各項目の設定ができたら「保存」をクリックすればプランの設定は完了です。

作成したプランは以下のようにリスト表示されます。
提供するサービスに合わせて設定を進めてみてください。

お客様情報の登録
次に自動継続課金を行うために必要なお客様情報の登録を行います。
登録は以下のいずれかで行います。

- 【方法1】お店側で登録作業を行う(対面のみ)
- 【方法2】請求書をメールで送信し、お客様側で登録作業をしてもらう
- 【方法3】お会計リンクからお客様側で登録作業をしてもらう
「お店側で登録作業を行う」場合、お客様のカード情報を預かるリスクや承諾書を頂く手間がかかります。
そのため、お客様に登録作業をしてもらう「2、3」のいずれかがおすすめです。
上から順に手順を解説していきます。
【方法1】お店側で登録作業を行う(対面のみ)
この手順ではお客様の以下の情報が必要になります。
- 氏名
- メールアドレス
- クレジットカード情報
- クレジットカードのブランド
- カード名義人
- クレジットカード番号
- クレジットカード有効期限
- クレジットカードのセキュリティコード
また、お客様のカード情報を保存するため、お客様の署名付きの承認証明書が必要です。
それでは具体的な手順を解説していきます。




「お客さま」の欄に名前を入力すると「〇〇様の新規顧客情報を作成」を表示されるのでクリック。
項目に従って、姓名、メールアドレスを入力します。
電話番号は入力なしでもOKです。

ちなみに「メールアドレスまたは電話番号のいずれかが必要です。」と表記がありますが、電話番号だけではサブスクリプションは開始できません。

メールアドレスの入力がないと以下のようにエラーが出てしまうので必ずメールアドレスを入力してください。

下部には細かい顧客情報の入力フォームがありますが、入力は任意ですので、空欄のままでも問題ありません。

以下のように情報が表示されたらお客様情報の設定は完了です。

次にサブスクリプションのプランを選択します。
「プランの追加」をクリック。

先ほど設定したプランが表示されるので、任意のプランをクリック。
ここでは「Aコース」を選択します。


次にプランの開始日を設定します。ここで設定した日から自動引き落としが開始され、以降の課金の起算日となります。
「今日」をクリック。

カレンダーが展開されるので、任意の開始日を選択します。

ここでは「11月30日」を選択しました。月ごとの継続課金なので、毎月30日に自動引き落としが行われます。

「支払い方法を選択」をクリックし、「クレジットカードまたはデビットカード」をクリック。

カード情報を入力します。
カード番号、有効期限、セキュリティコードの入力し、「OK」を押せば完了です。


登録が完了したサブスクリプション情報は、お客様別にリスト表示されます。
ここでサブスクリプションの一時停止やキャンセルなど管理ができます。

お客様には以下のような通知がメールで届きます。

【方法2】請求書をメールで送信し、お客様側で登録作業をしてもらう
この手順ではお客様の以下の情報が必要になります。
- 氏名
- メールアドレス
カード情報はお客様に入力してもらいます。お店側でカード情報に触れないため、承諾書は不要です。
なお、【方法1】と途中までの手順は全く同じですので、読み飛ばす方はSTEP8からご覧ください。




「お客さま」の欄に名前を入力すると「〇〇様の新規顧客情報を作成」を表示されるのでクリック。
項目に従って、姓名、メールアドレスを入力します。電話番号は入力なしでもOKです。

ちなみに「メールアドレスまたは電話番号のいずれかが必要です。」と表記がありますが、電話番号だけではサブスクリプションは開始できません。

メールアドレスの入力がないと以下のようにエラーが出てしまうので必ずメールアドレスを入力してください。

下部には細かい顧客情報の入力フォームがありますが、入力は任意ですので、空欄のままでも問題ありません。

以下のように情報が表示されたらお客様情報の設定は完了です。

次にサブスクリプションのプランを選択します。
「プランの追加」をクリック。

先ほど設定したプランが表示されるので、任意のプランをクリック。
ここでは「Aコース」を選択します。


次にプランの開始日を設定します。ここで設定した日から自動引き落としが開始され、以降の課金の起算日となります。
「今日」をクリック。

カレンダーが展開されるので、任意の開始日を選択します。

ここでは「11月30日」を選択しました。月ごとの継続課金なので、毎月30日に自動引き落としが行われます。

「支払い方法を選択」をクリックし、「請求書をメールで送信する」をクリック。

画面右上「開始」をクリックするとお客様に請求書メールが送信されます。

お客様にはメールが二通届きます。
一通目は「サブスクリプションの登録完了のお知らせ」です。

二通目に「請求書メール」が届くので「カードで支払う」をクリック。

決済ページが表示されるので、お客様に内容に間違いないか確認してもらいます。

カード情報をお客様に入力して頂き、「定期送信の支払い」をクリックしてもらいます。

決済完了画面が表示されたらカード情報の登録は完了です。

2回目以降は登録したカードから自動引き落としで決済処理が行われます。
【方法3】お会計リンクからお客様側で登録作業をしてもらう
この方法はお客様にお会計リンクを通知し、お客様のスマホやPC上で登録作業をしてもらいます。
請求書の場合、送信方法がメールのみと限定的でしたが、この方法は様々な用途で利用できます。
- メールやSMS
- SNSのDM
- ホームページやSNSの投稿
- QRコードを作成し、お客様のスマホで読み取ってもらう
便利な機能ですが、注意点として引き落とし開始日の設定ができません。お客様がお会計リンクから決済情報を登録した日を起算して継続課金が行われます。
それでは具体的な手順を解説していきます。







以上がサブスクリプションからの継続課金機能の設定手順です。
Square(スクエア)の自動継続課金を利用する上での注意点

- 特定継続的役務に該当する取引は禁止されている
- 残高不足など何かしらの理由で決済できない場合はお客様側で操作が必要
それぞれ詳しく解説していきます。
特定継続的役務に該当する取引は禁止されている
特定継続的役務とは、数ヶ月にわたって対価を受け取り行う役務(=サービス)提供の中でも、特商法で規定されているものを指します。
「特定継続的役務提供」に該当する条件
スクロールできます出典:特定商取引法ガイド(https://www.no-trouble.caa.go.jp/what/continuousservices/)
業種 期間 金額 いわゆるエステティック
人の皮膚を清潔にし若しくは美化し、体型を整え、又は体重を減ずるための施術を行うこと (いわゆる美容医療に該当するものを除く)1か月を超えるもの 5万円を超えるもの いわゆる美容医療
人の皮膚を清潔にし若しくは美化し、体型を整え、体重を減じ、又は歯牙を漂白するための医学的処置、手術及びその他の治療を行うこと(美容を目的とするものであって、主務省令で定める方法によるものに限る)1か月を超えるもの 5万円を超えるもの いわゆる語学教室
語学の教授(入学試験に備えるため又は大学以外の学校における教育の補習のための学力の教授に該当するものを除く)2か月を超えるもの 5万円を超えるもの いわゆる家庭教師
学校(幼稚園及び小学校を除く)の入学試験に備えるため又は学校教育(幼稚園及び大学を除く)の補習のための学力の教授(いわゆる学習塾以外の場所において提供されるものに限る)2か月を超えるもの 5万円を超えるもの いわゆる学習塾
学校(幼稚園及び小学校を除く)の入学試験に備えるため又は学校教育の補習のための学校(幼稚園及び大学を除く)の児童、生徒又は学生を対象とした学力の教授(役務提供事業者の事業所その他の役務提供事業者が当該役務提供のために用意する場所において提供されるものに限る)2か月を超えるもの 5万円を超えるもの いわゆるパソコン教室
電子計算機又はワードプロセッサーの操作に関する知識又は技術の教授2か月を超えるもの 5万円を超えるもの いわゆる結婚相手紹介サービス
結婚を希望する者への異性の紹介2か月を超えるもの 5万円を超えるもの
ここで誤解してほしくないのが該当する業種=特定継続的役務ではありません。
特定継続的役務にあたるのは業種・期間・金額、3つ全てを満たすものです。

つまり、どれか一つでも条件を満たさなければ特定継続的役務には該当しないため、『Square(スクエア)』の利用が可能です。
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残高不足など何かしらの理由で決済できない場合はお客様側で操作が必要
登録したカードが残高不足や期限切れ等で決済が出来ない場合、お客様側で新たにカード登録の登録が必要です。
決済ができない場合、お客様には以下のようなメールが届きます。

ちなみにサブスクリプションの場合は3日おきに最大3回まで再引き落としが掛かります。
定期請求書の場合は再引き落としは行われませんので、ご注意ください。
【まとめ】月謝払いや定額サービスに便利な継続課金機能を活用しよう!

以上、『Square(スクエア)』の継続課金機能について解説してみました。
『Square(スクエア)』は豊富な決済機能を備えていながら、初期費用や月額固定費無料で3%台の決済手数料のみで利用可能です。
国産サービスでは申込や審査が面倒ですが、『Square(スクエア)』なら書類提出不要、必要情報を入力するだけで始められるのでお試し利用もお手軽です。
興味がある方は、以下から『Square(スクエア)』を始めてみてください。
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